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仲間とカラオケに行って歌おうとしたときに、自分のもっとも得意な曲を、仲間に先に歌われてしまって悔しいときに、「お株を奪われた」などといいます。 語源は江戸時代の「株仲間」からきています。 江戸時代は、事業の種類によっては、幕府や藩主から許可を得て営業を行っていたもので、その許可がなければ、他人がその事業に食い込んでいくことはできなかったのです。そのため、許可された者は、自分たちの権利を守ろうとして「株仲間」という組合をつくったのです。 当然、仲間はずれにされる者もでてきます。そこで、どうにかして自分も「株仲間」に入ろうと、あの手この手で「お株を奪う」ことを試みたわけで、他のものが取って代わろうとしたのです。 |
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