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悪事や悪業をやめ、まじめな生活に入ることを言います。ヤクザ映画などでおなじみの堅気になることです。 ところが、この「足を洗う」という言い方は、仏教から出たことばのようです。 昔の僧は、裸足で街中を托鉢して修行していましたが、日も暮れて寺に帰る頃には、足は泥だらけになっていたため、この汚れた足を洗い清め、心身ともに清浄になって仏業に入っていました。 その意味が転じて、現代では、悪業・正業に関係なく、職業をやめる意でも使われるようになっています。 ですから、単に商売を替えるときにも、心機一転をするといったような意味で「足を洗って出直す」といったりしているようです。 |
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