|
おあいそとは、居酒屋やすし屋さんなどの飲食店で、帰りぎわに勘定を払おうとするときに、お客さんが使うことばです。 このことばは、本来、お店側が勘定書きをお客に渡すときに「お愛想がなくて申し訳ありません」などと断りを言いながら使ったものだったのです。 もともと「愛想尽かしをする」とは、歌舞伎のなかで、本心とは裏腹に男と縁を切ることをいいました。 そこから勘定書きを出すときに「愛想のないことで・・・」と店の人が客に言うようになったのです。こういう言い方のほうが「お勘定です」というより柔らかさがあったわけです。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |