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理由はないが、明確な判断がなされず、そのままモヤモヤした状態になったことを、「うやむやになった」といいます。 語源は「有りや無しや(ありやなしや)」を漢文調で書いた「有耶無耶」が、いつの間にか音読され、「うやむや」になったという説もあります。 「伊勢物語」の「名にし負わば いざ事とはむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」という歌は、無事であるかないか、また「源氏物語」の「ありやなしやを聞かぬ間は」では、真実か否か、を意味するものとして使われています。 この「ありやなしや」が、いつの間にか「うやむや」と読まれるようになったそうです。 |
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