|
夜の繁華街を歩いていると、酒に酔って千鳥足で歩きながら、訳の分からない言葉を大きな声でわめいている人を見かけますが、このように酒に酔ったりして舌がうまく動かず、言葉がはっきりしないことを「ろれつが回らない」と言います。 この「ろれつ」は漢字で「呂律(りょりつ)」と書き、その「呂律」が訛った言葉といわれています。 「呂律」は、もともと中国から伝わり、日本では雅楽などで使われている、音楽の調子のことです。 昔、曲を奏でたときに、「呂」と「律」の音階がうまく合わないことを、呂律が回らないと言ったことから、その後、酔った人や幼児のしゃべり方がはっきりしないことを意味するようになったようです。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |