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仕事のできない部下を持ちますと、上司としては腹立ち紛れに思わず「このろくでなしが!!」と怒鳴りたくなることがありますが、この「ろくでなし」とは、なんの役にも立たない人とか、ろくでもない人という意味になります。 ろくでなしの「ろく」は、「碌」と書かれていることがありますが、これはあて字です。 もともとは、この「ろく」は「陸(呉音でろく)」と書いて、土地が水平なことから、性格がまっすぐで真面目なさまを意味していました。 その「ろく」に否定の形がついたもので、「陸でなし」となり、性格が曲がった人とか、行動の正しくない人とか、真面目でない人という意味になったようです。 |
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