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「やけの勘八」とは、物事がおもうようにならないときに、イライラしてつい短気な行動を起こすときに使われます。 このようなとき、「やけの勘八になる」、「やけになる」、「やけのやんぱちになる」、「やけっぱちになる」などと使います。 もともと「やけ」と「勘八」とは、とくに関係はなく、たんに自暴自棄の意味を擬人化したもので、別に「やけのやんぱち」と訛り、略して「やけっぱち」などともいわれています。 「やけ」の語源については、せっかく苦労して築き上げた家屋や道具を焼かれたりすると、「どうにでもなれ」というような気持ちになることはよくあるもので、それで「焼けた」といえばすてばちな気持ちを意味するようになり、いつしか「焼け」と省略するようになったとのことです。 |
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