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よく、「年賀状を書くのが面倒くさくなった」などといいますが、「めんどうくさい」とは非常にわずらわしい。大変厄介だという意味で使われます。 この言葉は、「面倒(めんどう)」と「くさい」の合成語であり、わずらわしい意味の「面倒」と「○○のようだ」などの意味で使われる「臭い」がふっついた言葉です。 「面倒」の語源についてはいろいろあるようですが、広辞苑によると、「面倒(めんどう)」は「馬道(めどう)」のあて字であるとされています。 馬道は昔の宮殿にあったもので、筋など、非常の際に宮殿を横切って奥の間まで馬を引き入れることができるよう、廊下の途中などに作られた土間のことです。 のちにその「めどう」が音便化して「めんどう」になったといわれますが、非常用の通路に馬を引き入れるのはなかなか大変なことだったため、わずらわしいといった意味が込められるようになったといわれています。 |
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