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「一張羅(いっちょうら)」とは、とっておきの晴れ着のことで、持っている衣服の中で、一着しかないかけがえのない衣服のことをさします。 一張羅の語源は、一挺蝋(いっちょうろう)が訛ったもので、一挺蝋とは、予備のない一本だけのローソクのことで、ローソクが高価なものであったことから生まれた言葉です。 現代でも「一張羅」を「一丁蝋燭(いっちょうろうそく)」という地方があるようです。 「一張」とは袈裟などを数えるときの言葉で、「羅」とは薄く織ってある高価な布のことです。 |
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