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「そんな無茶なことを言っても駄目なものは駄目」などといいますが、道理に合わず筋道が立たないことや常識に反してデタラメなことを意味します。 昔から、日本では、家に来客があると、お茶を出してもてなすのが習慣となっていたため、うっかりお茶を出すのを忘れたときなどは、「あの家ではお茶も出さない」といって、その非常識を責められたものです。ここから「無茶」という言葉が生まれたということです。 よく無茶の語気を強めたものとして「無茶苦茶(むちゃくちゃ)」という言い方をしますが、この「苦茶」も苦いお茶で人さまに出すようなものでないということで、どちらも非常識の代表となっています。 また、「滅茶苦茶(めちゃくちゃ)」や「滅茶滅茶(めちゃめちゃ)」というのも同じ無茶を語源にしているのではないでしょうか。 |
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