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「墨守(ぼくしゅ)」とは、頑固に自説を持ち続け、改めようとしないという意味で使われています。 「墨守」とは「墨子」の「公輸篇」に出ている故事に由来しています。 中国の宋の墨子は、楚の軍師公輸盤(こうゆはん)が宋を攻め入るという噂を聞き、先手を打って楚にいきました。そこで、楚王の面前で、公輸盤が策略をいくらめぐらしても、無意味なことを説くため、模型を使って公輸盤と勝負したとのことです。 それによると、墨子は、九回にわたって楚の攻撃から宋の城を守り通するという結果を得た故事から、古い習慣や自説を頑なに守ることを「墨守」というようになった。 |
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