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ハンドバッグですと、ある一定の大きさのモノしか入りませんが、日本の「風呂敷」は丸いモノでも角いモノでも、手に持てる程度のものなら、どんなものでも包むことができる便利なものです。 室町時代の足利八大将軍義政が、諸大名を招いて、新築の大湯殿で入浴させた際、大名たちの脱いだ衣服が他の大名と間違わないよう家紋入りの袱紗(ふくさ)を用意して、それに包ませるようにしました。 ところが、何を勘違いしたのか、ある大名がこれは湯上りに下に敷いて涼むものだと思って敷いたところ、他の大名もそれに習って敷いたことから、「風呂敷(ふろしき)」と言われだしたとのことです。 この話から、知ったかぶりをしてホラを吹いたりすることを「大風呂敷」とか「風呂敷を広げる」などと言われだしたようです。 |
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