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百姓という語源は、中国古代の有名な本である「孝経」の天子の章に「百姓とは、天下の民は、みな族姓があるので、百という言葉でその多いことを表したものだ」と書いてあるところから来ているということです。 「百」は「たくさん」、「姓」は「かばね(豪族が氏(うじ)の下につけた称号)」のことで、古代においては「もろもろの姓を有する公民」の意味であったようです。 もともとは一般庶民の意味だったわけですが、武家政治となってから、豪族たちは、平時は農業、有事のさいは武士となるようになりましたが、豊臣秀吉が天下を取って、農民と武士をはっきり区別し、その後、百姓という言葉はもっぱら農民を指すようになったようです。 |
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