|
「はっけよい残った」と言って行事が軍配をかまえながら、土俵を駆け回り、力士を力づけていますが、この「はっけよい」の由来にはいろいろと諸説があるようです。 もともと、「はっけよい」とは、相撲で両者の動きが止まってしまったようなときに、行事が両力士に対して発する掛け声です。 一説では易学からきているというもので、「八卦良い(はっけよい)」だという説です。 これは「当たるも八卦、当たらぬも八卦」ということで、「勝敗はどうなるか分からないが両者頑張れ」という意味だったのかも分かりません。 とくに相撲は易学とか陰陽五行にも関係が深く、土俵の上には東西南北の垂れ幕がありますが、東西南北は「木・金・火・水」の方位に当たり、土俵は東西南北の中央を意味する「土」に配されているからです。 日本相撲協会では「はっきょい」として「発気揚々」の意味と考えているようです。 |
||||
Copyright (C)2015. ことば・ことわざ・故事の語源やルーツを探ろう All rights reserved. |