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忘年会などの宴席で、つい酒を飲みすぎて緊張がほぐれてしまい、調子に乗りすぎて度を越して失敗することがありますが、こんなときに「羽目を外してしまった」というような言い方をします。 この「羽目を外す」というのは、一説では、建築用語から出たもので、羽目というのは板を縦または横に隙間なく張っていくことですが、この隙間なくはるべき羽目を外してしまっては、せっかくの家も台無しになります。 ここから、度を越した振る舞いにも「羽目を外す」という言葉を使うようになったということです。 また一説では、「はめ」は「はみ(馬銜)」からきたというものです。 「馬銜(はみ)」とは、馬を制御するために口にはめる縄をいい、これを外してしまうと、馬が自由になって暴れだすところから、転じて「はみを外す」といえば、調子に乗った行動をとることをいうようになったわけです。 |
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