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板につくとは、態度や物腰、服装や仕事などが、ぴったりしてよく似合うことを意味します。 スポーツなんかでも、初めてのゴルフの練習時は、クラブの持ち方もぎこちないものですが、3ヶ月も練習していますと、自然なゴルフのスイングが身についてきます。 このように「板につく」とは、態度やしぐさが、その場にピッタリ合っているときに使います。 「板」とは、舞台の板張りのことで、「つく」とは自然な振る舞いができるようになることです。 役者も、駆け出しの頃は、しっかりとした板の踏み方ができず、自信のない動きをしますが、だんだんと経験を積んでいくうちに、身のこなしも舞台にピッタリ合うような動き方になります。 そうなりますと、観客のほうもハラハラせずに安心して見れますので、そうなることを、「板につく」といったのです。 |
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