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★ 古代から1週間に1度は休日があった 1週間が7日である理由は、時間が60進法である理由と同様、元をたどると古代バビロニア文明が発祥です。 どうして7日なのかはっきりした記録は残っていませんが、広く知られているものは次の3つです。 一つ目は、月の満ち欠けで新月から上弦、満月、下弦、新月と順に移り変わるまで、それぞれ約7日かかるという説。 二つ目は、当時知られていた天体が太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星の7つだったからという説です。 三つ目は、6日働いた後1日休むという都合から、週が7日になったという説。ちなみに、週に1度休日がくる週間は当時から存在していました。 ★ 1週間の初めは日曜? 月曜? 日本の多くのカレンダーでは1週間が日曜から始まりますが、「週初め」は月曜ですし、「週末」というと金曜から日曜までを思い浮かべる人が多いでしょう。世界各国のカレンダーを見てみると、ほとんどの場合、次のパターンに当てはまります。 アメリカやブラジル、中国などは日本と同じく日曜から始まりで日曜が休日です。 フランス、ドイツなどEUの国々やイギリス、ロシアは月曜始まり。 イスラム圏の国々は日曜から始まりますが、木曜までが平日で金・土曜が週末です。 ちなみに、1週間を7日にした元祖である古代バビロニアでは、当時の天文学では地球から見て土星が最も遠いと考えられていたために土曜が週の初めでした。 |
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