日常生活の何気ない習慣や出来事を見渡すと、さまざまな素朴で不思議な疑問が起こり、「なぜ、どうして?」と。その謎を解き明かします

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アルミ缶とスチール缶が共存しているのは、なぜ?


最近ではゴミの分別は当たり前。缶とビンを分別するのは当然ですが、自治体によっては、同じ缶でも、アルミとスチールに分けて収集するところもあるようです。

リサイクルを考えれば、缶を材質によって分別するのはやむをえないとでしょうが、消費者にかなり面倒です。すべての缶をアルミとかスチールかどちらかに決めてしまえば楽なのに、なぜ缶には二種類があるのでしょう。
アルミ業界と鉄業界が競っているわけでもないようです。



缶の歴史から考察しますと、スチール缶が生まれたのは19世紀初め、当時の技術ではアルミを缶として加工する技術がなかった。
また、アルミは原料のボーキサイトから精錬する際に電力を大量に必要としたため、高くつきます。その点、スチールは鉄鉱石を溶かして不純物を除くだけなので、材料のコストが安上がりだったのです。

ところが、その後、アルミの地金が非常に安く供給されるようになり、しかもDI缶製法という高度な製缶技術によって缶の製造が簡単にできるようになりました。その結果、加工のしやすいアルミのシェアが大幅に伸び、ビールをはじめとする炭酸飲料は、ほとんどがアルミ缶となったのです。加えて、アルミ缶は軽いので輸送のコストも少なくてすみます。

★ならばアルミ缶にすればいいのですが、果汁やコーヒーなどの場合は、アルミ缶では不都合な面があるのです。

それらの原料は雑菌が入ると腐りやすいので、缶にフタをする前に高温高圧で殺菌する必要があります。さらに酸素が中に入らないように、急いでフタを閉めなければなりません。

となると、冷えたときに缶の内部の圧力が下がるので、やわらかいアルミ缶だと、クシャッと崩れてしまいます。そこで、そういう場合には、スチール缶が使われるというわけです。

その点、アルミ缶に入れる炭酸飲料は二酸化炭素が溶けて酸性になっているので、雑菌に対する心配が少なく、常温で充填できます。したがって、アルミ缶で十分というわけです。






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