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★ いったいどこの大学が元になっている? 大学ノートといえば、罫の入ったシンプルで使いやすいノートです。この大学とは東京大学のことです。 大学ノートは1884年に、東京大学の前にある文房具点で販売されました。当時は貴重だったフールスキャップという洋紙が使われており、とても高級な品物でした。 そのため、庶民にはとても手が出せず「東京大学に入れるほどの人しか使えないノート」という意味で大学ノートと呼ばれるようになったといわれています。 ★ 大学イモは何が由来? なぜか名前に大学とついているものでは、揚げたサツマイモに蜜とゴマを絡めた「大学イモ」もおなじみです。 由来は諸説あるようですが、有力なものは大正初期に東京大学前にあった氷屋が売ったものが評判になったという説です。 ほかに東京神田の学生街で暮らす大学生に好まれていたからという説や、東大生が学費を稼ぐために売ったからという説もあります。 また、大学イモのアイデアの元となった食べ物についても、いくつかの説があります。それは「甘藷の糖蜜がけ」といわれる中華料理で、素揚げしたサツマイモに煮詰めた砂糖汁を絡めて冷やしたというもの。確かに大学イモとよく似ていますね。 同様の料理は西日本を中心に「中華ポテト」のネーミングで親しまれています。蜜がカラメル状に固まっている点が、大学イモとの大きな違いです。 |
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