日常生活の何気ない習慣や出来事を見渡すと、さまざまな素朴で不思議な疑問が起こり、「なぜ、どうして?」と。その謎を解き明かします

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「古事記」と「日本書紀」はどう違うの?


『古事記』と『日本書紀』は、二つをまとめて「記紀」と呼ばれる歴史書です。

★先に成立した『古事記』は、日本最古の歴史書とされ、天武天皇の詔(みことのり)により、稗田阿礼(ひえだのあれ)が神話や伝承の記録、天皇の系譜などを集めたものを太安万侶(おおのやすまろ)がまとめ、712年に完成しています。



イザナギとイザナミによって日本が誕生する「国生み」の話、スサノオの粗暴さに怒ったアマテラスが高天原の「天の岩屋戸」に隠れたとき、神々が歌い踊り、アマテラスの気を引いておびき出す神話、乱暴者とされていたスサノオが、実は出雲国で「ヤマタノオロチ」を退治する武勇伝、「因幡の白兎」を痛みから救うオオクニヌシの逸話などがあります。

海の幸を得る権限を与えられた兄・ウミサチヒコと、山の幸を得る権限を与えられた弟・ヤマサチヒコが、それぞれの道具と行先を交換したところ、ヤマサチヒコが兄の大切な釣り針を失くして兄弟ゲンカになり、紆余曲折を経て、最後はマルクおさまる「海幸山幸」も古事記の中の話です。

『古事記』は、その物語性の素晴らしさから文学としても高く評価されていて、現代語訳された本も数多く出版され、今に読み継がれています。

★『日本書紀』は飛鳥時代から奈良時代にかけて朝廷で編纂され、720年に成立・日本最古の勅撰正史の歴史書で、40年ほどの歳月をかけてまとめられたと伝えられています。

一説には「『古事記』を参考にしながらも、当時の朝廷にとって都合のいい話を選んだ」とも言われています。
たとえば、『日本書紀』で、熊襲(くまそ)を征伐し、九州を平定したヒーローのヤマトタケルですが、『古事記』では、兄を殺した乱暴者として描かれ、九州に派遣されたのも「罰」のようなストーリーになっています。

どちらもその内容については、疑わしいところはありますが、重要な歴史の資料であるという評価は揺らぐことはないでしょう。






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