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★ オリンピックの原点は古代ギリシヤにあり スポーツの祭典、オリンピックはどうしても4年に1度の周期で開催されるのでしょうか。それは、古代オリンピックに倣ったからです。 現在行われているのは、「近代オリンピック」といい、夏季は1896年のアテネ五輪、冬季は1924年のシャモニー・モンブラン五輪から始まりました。近代オリンピックの創立者はフランスの教育家、ピエール・ド・クーベルタン男爵です。 彼は古代ギリシヤのオリンピックで4年に1度行われていた競技会、古代オリンピックを元に「スポーツを通して文化や国籍のような差異を超え、平和でよりよい世界を実現する」という考えを提唱したのです。 ★ 古代オリンピックの周期はどうして決まった? ではなぜ、古代オリンピックは4年に1度の開催だったのでしょう。諸説ありますが、その中に古代ギリシヤ人が太陰暦と太陽暦の両方を使っていたからというものがあります。 太陽暦の8年は太陰暦では8年と3ヶ月となり、周期が近いのです。そのため、二つの暦を使うギリシヤ人にとって8年という数字は特別と考えられていたのです。 そんなわけで古代オリンピックは最初は8年ごとに行われていたのです。それがやがて、半分の4年周期で行われるようになったというのです。 古代オリンピックは子だギリシヤの主神ゼウスに捧げる競技会で、紀元前9世紀頃には始まっていたと考えられています。 ちなみに、記録に残っている中で、最初に行われたのは紀元前776年。初期は1スタディオン(約191m)を走る短距離走しか種目はありませんでした。 |
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