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★ 余裕を持ったスケジュールのために必要だった 2000年のシドニーオリンピックから、サッカーのグループリーグは開会式の数日前から行われるようになりました。その理由は、オリンピック憲章で「競技期間が16日を超えてはならない」と定められているからです。 1996年のアトランタオリンピックまでは、サッカーも開会式後に15日間の範囲内で行われていました。しかしそれでは、試合間隔が中1日しかない過密スケジュールになってしまいます。 真夏の暑い時期に行われることもあり、選手の体調面を考慮してサッカーだけは開会式よりも前から行われるようになったのです。 ★ オリンピックとワールドカップの違いは オリンピックを主催している国際オリンピック委員会は国際的なスポーツ団体を統括する組織であり、サッカーW杯を主催するFIFA(国際サッカー連盟)はその傘下組織です。 また、オリンピックでのサッカーでは出場選手に制限があります。W杯には出場制限がなく、プロやアマを問わず、あらゆる選手に代表として選ばれる可能性があります。 一方、オリンピックの場合、基本的に無条件で出場できるのは男子の場合、23歳以下の選手のみです。上限よりも年長の選手は、オーバーエイジ枠として3人まで出場できます。 なお、FIFAは「国際Aマッチデー」という制度を規定しており、Aマッチデーの試合(W杯など)の代表として先週が選ばれた場合、クラブチームに拒否権はありません。オリンピックはそうでないため、クラブチームの意向によっては代表選出を拒否することも起こります。 |
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