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サッカーのワールドカップ大会は、ナショナルチーム同士が争う世界最高峰の大会で、テレビ中継の視聴者数や経済効果は、オリンピックを上回るとされています。 それほどまでに愛されているサッカーですが、その起源については、たびたび論争が起きています。 ★イングランド説が最も有名で、8世紀頃、戦争に勝利すると敵国の将軍の首を切り取って蹴り、勝利を祝った風習に始まるとされています。 一方、イタリア説では、8世紀以前から行われていた、賞金を賭けたゲーム「カルチョ」を起源としており、これはボールを蹴り相手を倒す、何でもありの球技だったようです。 このイングランド説・イタリア説に割って入ったのが、中国説です。最古のサッカーとして「蹴鞠」を起源としたトンデモ説のはずが、FIFA(国際サッカー連盟)が2004年に中国の言い分を認め、今ではサッカーの起源として有力視されています。 ★ところで、「サッカー」という呼び名で通じる国は、日本を含めてアメリカやカナダなど全世界の1割ほどしかなく、ほとんどの国では「フットボール」と呼ばれています。 サッカーはイギリスで生まれた愛称でした。学生たちが「association football」を短縮して、「soc」とし、そこに人を表す意味である「er」をつけて、「Soccer」という言葉を生み出したといいます。 では、日本ではマイナーな呼称のサッカーを選んだのでしょうか。 結論からいえば、日本サッカー協会でもわからないとしています。フットボールではなくサッカーと呼んでいたアメリカの影響を強く受けたという人もいますが、定かではないようです。 ただ、日本サッカー界を統括する「日本サッカー協会」の英語表記は、「Japan Football Association」であり、「Japan Soccer Association」ではなく、英語でいう場合は、サッカーとは言わないようです。 |
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