日常生活の何気ない習慣や出来事を見渡すと、さまざまな素朴で不思議な疑問が起こり、「なぜ、どうして?」と。その謎を解き明かします

Menu ▼
誰もが不思議に思う素朴な疑問のトップページ
ことばの語源や由来のトップページ

花火を見て「たまや」と言うのはなぜ?


★ 定番の掛け声にはこんな由来があった

「たーまやー!」「かーぎやー!」は夏の風物詩。花火が夜空に咲いたとき、見物客から決まって出る掛け声です。ですが、これって一体何なんでしょう。

「玉屋」と「鍵屋」はどちらも江戸時代に活躍した花火師の屋号なんです。1659年、初代鍵屋弥兵衛(かぎややへい)が玩具花火を考案し、これを売るようになったのが起こり。

現在の隅田川花火大会も、元をたどれば鍵屋が病気や飢饉で亡くなった人の慰霊のために、花火を打ち上げたのがルーツです。

玉屋は鍵屋から1810年に暖簾分けした花火屋で、花火大会の際は両国橋を挟んで川の上流で玉屋が、下流で鍵屋が花火を打ち上げました。これを応援するために、江戸の町人たちは「たまや」「かぎや」と掛け声を送ったのです。

★ 「かぎや」より「たまや」が定番になった理由は?

実はこの玉屋、暖簾分けから33年後の1843年に、過失から大きな家事を起こしました。当時、失火は大変な重罪であったため、玉屋は江戸を追放されてしまいました。

それなのに、今でも花火の掛け声といえば「たまや」が真っ先に思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。それは当時の玉屋が技術的に優れていたため、そしてたった一代で去ることになった玉屋を、多くの人が惜しんだためです。

なお、本家である鍵屋は老舗の花火屋として現在も続いています。花火大会では「かぎや」の掛け声も使ってみてはどうでしょうか。






生まれ日で分かる性格診断
生まれ年(干支)と生まれ月でわかる性格・運勢・相性占い
無料の誕生日占い(運勢・性格・相性・方角占い)
四柱推命ソフトの販売とネット講座の開講
九星気学による性格・運勢・相性占い
女性のための血液型診断・占い
人相はあなたの心を映す鏡
男心がわかる恋愛心理講座
仕事のできる男と仕事のできない男との違い
しぐさ・癖・見た目でわかる性格・恋愛・深層心理
心の裏をズバッと見抜くブラック心理学
恋愛学は陰陽の本質を知ればもっと楽しくなる
Copyright (C)2015. 誰もが不思議に思う素朴な疑問All rights reserved.