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★ ラッコは「マイ石」を大切にしている 水面にプカプカと浮きながら、お腹の上で貝を割る姿が愛らしいラッコ。 ラッコは貝を割る石にこだわりを持っているらしく、お気に入りの石を見つけたら毎回その石を使うようです。お気に入りの石をなくしてしまったときにはかなり落ち込んでしまい、しばらくエサを食べなくなってしまうといわれています。 では、その石をなくさないために一体どうしているのでしょう。ラッコの脇のあたりに皮膚がたるんだ場所があり、使い終わったら石はそこをポケットのように使ってしまっています。持ちきれなくなった貝などもこの収納スペースにしまい、必要なときに取り出して食べるそう。ラッコは「マイ石」だけでなく、お弁当まで持っているのです。 ★ 面白くてカワイイ! ラッコの生活 ラッコいえばいつも貝を食べているイメージがありますが、貝以外の魚介類も大好物。ラッコの獲物は魚やカニ、ウニなど、日本人からすればかなり豪勢に思えるものばかりです。 また、ラッコは眠るときの様子がとてもユニークです。ラッコは昼間、海面をゆらゆらと漂いながらも、海岸から離れすぎないように生活しています。そして眠るときは海面近くまで伸びてきた海草を体に巻きつけて、潮に流されないように体を固定します。 また、水族館では時折、ラッコが仲間同士で手を繋ぐ様子が見られます。とても可愛らしいしぐさなのですが、これはラッコが海草のない場で生き延びるために本能的に行う習性です。群れで暮らすラッコは、仲間とはぐれないために手を繋いで助け合っているのです。 |
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