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イライラがつのる現代社会だからこそ「癒し」は大きなファクターになっています。 最近の研究によれば、人間が癒しを感じるには「オキシトシン」というホルモンが大きく関わっていることがわかっています。 オキシトシンとは、ギリシャ語で「早く生まれる」という意味の言葉が語源で、その言葉が示すように、古くから、女性の出産や子育てに関連するホルモンとして広く知られていました。 しかし近年、オキシトシンの研究が急ピッチで進み、その驚くべき「神秘の力」が注目されるようになったのです。 オキシトシンは脳の下垂体後葉から分泌されるホルモンで、「幸せホルモン」とも呼ばれています。 つまり、癒されたいならオキシトシンの分泌を増やせば良いということです。 では、その分泌を促す簡単な方法はないものでしょうか。 実は身近なところに、オキシトシンの分泌を促してくれる生き物がいます。 ★それが猫や犬といったペットです。猫や犬と触れ合うだけで、オキシトシンの量が確実に増えるのです。また、触られたペットの体内でもオキシトシンの量が増えることが、筑波大学の研究チームによって実証されています。 つまり、ペットと触れ合うことができれば、互いに癒されるということです。なるほど、ペットブームが続くわけです。 最近、ペットと一緒に入居できる老人ホームやアニマルセラピーを積極的に行う介護施設が増えていますが、それも時代の要請なのでしょう。 高齢化社会の今、ペットとの触れ合いは、これからますます欠かせなくなっていくでしょう。 |
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