日常生活の何気ない習慣や出来事を見渡すと、さまざまな素朴で不思議な疑問が起こり、「なぜ、どうして?」と。その謎を解き明かします

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水に比べてビールがたくさん飲めるのは、なぜ?


夏にでもなれば、あちこちのビアガーデンで次々と空になっていくビアジョッキ。一人で何杯もという人も珍しくありません。もし、あれが水だったら、とうてい飲めるはずがないと思える量を、苦もなく飲み干していきます。

ビールなら可能なのに、水ならムリと思えますが、この違いの原因はどこにあるのでしょうか。



水もビールも、口から食道を通り、胃に入り、いったん蓄えられて、その後、腸へ送られていくのは同じです。ですが、水は胃に入っても蓄えられるだけで、吸収は小腸から大腸を通る間にだけ行われます。

それに対してビールは、胃からも吸収されます。しかも、アルコールには、炭酸ガスや糖分を含むと吸収が早まるという性質があるため、同じ水分であっても、水よりビールの吸収率のほうがはるかに高いです。おまけにビールには利尿作用があるため、飲めばどんどんオシッコがしたくなります。

★つまり、吸収もよければ、排出もされやすいというわけで、これが水よりビールが大量に飲める原因です。

よくビールを飲みすぎると太るといわれていますが、これは単にビールだけに原因があるわけではありません。

ビールのカロリー数は100ミリリットルあたり約40キロカロリー前後です。350ミリリットルの缶ビールだと、150キロカロリー前後です。ご飯茶碗一杯が230キロカロリー前後、バターつきの食パン1枚が約260キロカロリーなのに比べれば、はるかにカロリーは低いのです。

それなのに太るのは、アルコール分の薄い酒は、胃液の分泌を促すことによって、食欲を増進させるからです。その結果、つまみを食べるなど、総合的なカロリーが増えて、肥満につながるというわけです。

ビールには炭水化物やタンパク質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれているし、利尿作用や食欲増進、便秘防止などの効果があることから、欧米では20世紀初頭まで薬屋で販売されていたし、日本でも明治初期には薬屋に並んでいたそうです。。

そういう意味では、ビールの利点も少なくはないわけですから、総合的なカロリーの摂取量にさえ注意すればいい飲み物といえます。

ただ、飲み過ぎが体に悪いのは周知の事実で、たくさん飲めるからといって調子に乗らず、ほどほどを心がけてください。






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