|
夏場、同じ場所に何人もの人がいたとき、蚊にあちこち刺される人と、あまり刺されない人がいて、人間には、蚊に刺されやすい人と蚊に刺されにくい人がいるようです。 蚊に刺されやすいかどうかを見分けるポイントとして、血液型が注目されており、血液型がO型の人は蚊に刺されやすく、その原因は、O型の血液を作っている糖物質がほかの血液型の糖物質より花の蜜に近いと、蚊に感じられるためだといいます。 ですが、これは本当なのでしょうか。 ★蚊にくわしい専門家が、50人以上を対象に実験したところ、蚊に刺されやすいのは、O型、B型、AB型、A型の順だったようです。その結果、O型が刺されやすいという傾向はあるようです。 これは、あくまで傾向であって、O型の人なら誰でも蚊に刺されやすいというわけではありません。また、「O型の糖物質から花の蜜に近い匂いがある」というのは、根拠のない俗説だそうです。 蚊は、二酸化炭素、湿気、熱、人の匂いを触覚で感じたり、複眼で人の皮膚や人の動きなどを感知して近づき、血液型や血液の味は、刺す前にはわかりませんから、好みはないということです。 では、O型の人が刺されやすい傾向がある本当うの原因は何でしょうか。 研究者によると、活発な人、冷え性でない人、体脂肪量の多い人ほど刺されやすい傾向があるといいます。 ★O型が性格的に活発で、よく行動し、冷え性の人も比較的少なく、おおらかでよく食べて太り気味の人が多いから、刺されやすい体質の人が多いと考えられます。 O型以外の人では、妊婦、子供が蚊に刺されやすいそうです。 妊婦は、ふだんより体温が高くなっていることと、子供も新陳代謝が活発で体温が高いうえ、肌の露出が多い服を着て戸外を活発に遊びまわるので蚊に刺されやすいということです。 |
||||
Copyright (C)2015. 誰もが不思議に思う素朴な疑問All rights reserved. |