日常生活の何気ない習慣や出来事を見渡すと、さまざまな素朴で不思議な疑問が起こり、「なぜ、どうして?」と。その謎を解き明かします

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一番風呂は、なぜ、体に毒だといわれているの?


一番風呂に入るのは、昔なら家長の特権でした。一番風呂とは、お湯を入れたり沸かしたりしたばかりで、誰も入っていないお風呂のことで、「さら湯」ともいいます。



たしかに、誰も入っていないさら湯は清潔で気持ちがいいものだから、「特権」といわれるのも納得できますが、「さら湯は身の毒」ということわざもあります。
もし、このことわざが事実であれば、一番風呂は特権どころか危険ということになってしまいます。

さて、このことわざは本当なのでしょうか。

ほとんどの家では、お風呂に水道水を使っているはすで、さら湯は沸かし立ての水道水だから、不純物がほとんど含まれていないことになります。それが清潔で気持ちよく感じる理由なのですが、不純物が含まれていないということは、浸透圧も強いことになります。

浸透圧とは、濃度の異なった水溶液が、同じ濃度になろうとして移動する強さのことで、つまり、不純物がほとんど含まれていないさら湯に入ると、体の表面から皮脂やミネラルが風呂のお湯の中に大量に移動してしまいます。お風呂上りに肌が乾燥してかゆみなどを感じることがあるのは、そのためです。

風呂上りの乾燥やかゆみを防ぐため、あるいは、さら湯のピリピリ感を嫌ってお湯に入浴剤やかんきつ類などを入れる人も多いですが、これも浸透圧を弱くするための対策というわけです。

★入浴剤などを入れなくても、二番風呂、三番風呂は、前に入った人の体液や皮脂が溶け出しているため、あまり強い浸透圧が発生せず、肌への負担が少なくてすみます。

とくに高齢者や女性は若い男性と比べて皮膚が薄く弱いため、この浸透圧の影響を強く受けやすいといわれています。そのため、できれば一番風呂(さら湯)に入るのは避けたほうがいいでしょう。

また、一番風呂はまだ誰も浴室に入っていないため、冬などは浴室の温度が低く、脱衣所や湯船との温度差が大きくなりがちで、この温度差が心臓や体に大きな負担をかけることになり、いわゆる「ヒートショック」状態に陥る危険があります。






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