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人間には理性と知恵があるとはいえ、反面では動物であるオスの一面もあり、「結婚すると、仕事で疲れが溜まっているのか、夫が夜かまってくれなくなった」などと女性から不満の声が上がったりしますが、本当に夫は疲れてできないのでしょうか。 あるいは、男というのは、「釣った魚にエサはやらない」という話もあります。 一般的には、同じ妻とか恋人だけと親密な関係を結んでいると、誰だって飽きてきて、性の対象として見られなくなるというのがホンネですが、これにも男の本能が深く関わっているのです。 要は、ハムスターなどをつがいで飼っていれば、始めのうちは接触の回数が多いのに、時間が経つに連れて回数が減ってきて、最後はオスがメスを見向きもしなくなり、精力が吸い取られたようになります。 しかし、そこへ新しいメスを一匹入れてやると、精力を盛り返し、元気いっぱいで接触に励むことになるようです。 生殖能力が減ったのは刺激がなくなったためですから、接触回数は生殖能力を出し切ったため減ったのではなく、新しい刺激がなくなったためで、これはオスの本能がそうさせているのです。 オスの本能は、ひとえに「種(たね)」をたくさんのメスにばらまく」ことなのです。この本能からいえば、同じ相手のメスだけの接触では、同じ種(たね)を同じメスにばら撒くだけで、オスの本能が満たされないのです。 ★結婚している男性でいえば、妻との関係は年ごとに減っていきますが、これは「妻の体を見飽きてしまった」「夫の精力が減退した」などとも考えられますが、根本的には、特定の女性だけでは「自分の遺伝子をより広くばら撒く」という本能が満たされないということが原因なのです。 |
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