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最初はツンツンとつれない素振りなのに、後になってデレデレと好意的になる。 そんなふうに、敵対的意識と好意的態度の二面性を表す人物のことを「ツンデレ」と呼ぶことは、すっかり広まりました。 そんなツンデレタイプの異性と付き合うと、自分勝手な態度に振り回されて、不安となったりやきもきはたりと、心の中はかき乱されっぱなしになります。 なのに、そういうタイプに限ってやたらとモテるのは、なぜでしょう。 ★ツンデレタイプのように、他者への好意の示し方にギャップがある人は、知ってか知らずか「ゲインロス効果」をうまく使っているようなのです。 「ゲインロス効果」とは、「ゲイン効果」と「ロス効果」を合わせたもので、「ゲイン効果」とは、自分に対して悪い評価から良い評価へと変えてくれた相手に好意を抱くことです。 一方、「ロス効果」とき、良い評価から悪い評価に買えた相手に嫌悪感を抱くことです。 ツンデレタイプの人は、そんな間逆の感情を交互に相手に抱かせるため、相手は混乱するうえに、そのギャップに魅力を感じ始めるのです。 学生時代、不良ぶっている人が意外に人気者だったりするのも同じ効果が働くからです。「不良=悪(ロス)」の負の要素を持っているにもかかわらず、たまに気さくに話しかけてくれたり優しかったりすると、「優しい=善(ゲイン)」のプラスの要素が大きく感じられるので、それに魅力を感じてしまうのです。 あなたの周りにも、「大したこともないのに、なぜアイツばかりモテるんだ」と首をかしげたくなるような友人はいませんか? もしかしたら、その友人は「ゲインロス効果」を上手に使っているのかもしれません。 |
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