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「似たもの夫婦」という言葉があるように、仲のいい夫婦は、性格だけではなく顔立ちまで似ていたりします。 しかし、一緒に暮らしているだけで、血のつながりのない二人の顔が似てくるなんて、そんなことがあるのでしょうか。 ★「ミラーリング効果」という心理学用語があります。 ミラーリング効果とは、好意を寄せている相手のしぐさや動作、表情を無意識のうちにまねてしまうことをいいます。また、自分と同様のしぐさや動作を行う相手に対して好意を抱くことをいいます。 パートナーとともに暮らしていると、食べるものも同じ、寝る時間や起きる時間も同じ。ずっと一緒にいるため、ミラーリング効果が発生する頻度も高いでしょう。そのため、自然と体のサイクルも同じになります。 そして、一緒に笑ったり泣いたりすることで、表情筋も同じように使います。だから、時間が経てば経つほど顔自体が似てくるのではないかと思われるのです。 一方で、「付き合っていると顔が似てくる」のではなく、「もともと顔が似ている人を好きになっている」という説もあります。 「類似性の法則」といって、人は顔だけではなく行動、しゃべり方、リズムなどが似ている人に好感を持つという心理があります。 その説を裏付けるかのように、ある大学で実験が行われました。 100人の丹精にコンピュータで作成した女性の顔をいくつか見せ、どの顔が最も魅力的であるかを選ばせるというものでした。すると、37%の男性は自分の顔と似た特徴のある人を選んだということです。 周囲に「彼と似てきたね!」と言われたら、それは二人が本当に愛し合っている証拠。大いに喜んでいいでしょう。 |
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